BLAST (ブラスト) 2006年 11月号 [雑誌]

3ヶ月前のBlastの特集は「国産R&Bを考える」という題目で

DJハセベ「今すぐ欲しい」からMisia,宇多田ヒカルを経由して現在の加藤ミリヤ、Aiに至るまでの国産R&Bの進化の

過程を記事にしていた。

これがまた結構面白くて。(というか今月の日本語ラップ特集号も含めて最近のブラストは面白い)


僕は国産R&Bでは2000年を前後して時が止まってる。

どういうことかと言うと、好きな国産R&Bの音がはっきりしてて

それはやっぱり黎明期、90年代後半の綺麗で柔らかい音が、今も変わらず好きなんです。

僕的国産R&Bのベストは


MISIA, ローレン, ジェニー・イングラム・ブラウン, マリオン, ジャン・ピッター, ROYAL MIRROR BALL ORCHESTRA, 笹本安詞, TAMOTSU SUZUKI, KENJI SUZUKI, SHINICHI IGARASHI
LOVE IS THE MESSAGE

Misiaの2nd。

衝撃だった1stを経由して行き着いた国産R&Bの境地。

音の質感、構成ともに完璧。アルバム1曲単位でシングルカットできる程質が高い。

Misia伝説の初期3部作の一つ。


このアルバムを境に国産R&Bは僕の感じ方だと、どんどんデジタル化、硬質になっていった記憶があって

あまり好きになれなくなっていったんだよね。


だから、今でも90年代後期の国産R&Bの12インチをレコ屋で見つけたらチェックするんだけど、

いかんせん値段が安すぎるんだよね。

レコファンなんかでは100円のエサ箱にざっくり入ってるなんて事もざらで。

売れないってとこもあるんだろうけど、質の割りには正当な評価を得ていないんじゃないかと思うところもあるんだよね。


そう思ってた矢先にブラストの今回の特集だったわけ。
ブラストの記事には、ちょっと褒めちぎり過ぎてんじゃないかって思うところもチラホラあったりはするんだけど

あの時期のR&Bをきちんと評価しようとする姿勢が見て取れて嬉しかったんだよね。


だから僕も、これからこのブログ上でこの時期のR&Bを振り返ってみようと思うし

今度この時期のR&B音源のみでmixも作ってみようと思う。

どちらかと言えば、音の趣向が偏ってんじゃないかと思うんだけど、それは好みって事で笑


まずは


嶋野百恵, Sonomi Tameoka, Ken-Bo, Kyosuke Imai, 今井了介, 藤本和則, Mr.Drunk
Jr.Butterfly

「45℃」「Hot grammer]もクラシックだけど、

この曲が一番家のタンテに乗る回数が多かった。

気持ちよくて、ちょっぴり切なくなるトラックはオリジナル日本産でしょう。

さすが、Ryosuke Imaiさん!


m-flo, H.U.B., Sphere, Junji Chiba, Masato Ishinari
ザ・トライポッド e.p.

「Been so long]収録。泣ける初期m-floクラシック。

この盤には収録されてないけど、「come back to me] [the way we were]

[hands]とか。。。。ホントにクラシックばかり。


Folder, 小森田実, ベル・リンダ・クリード, トーマス・ランドルフ, 大槻“KALTA”英宣, megmity
Everlasting Love

大きくなる前の三浦大地クン。

Dj hasebeさんのお気に入りでした。ジャクソン5のI want you backもカバー。それがまたヤバイ。

これは愛情たっぷりに歌うバラードが気持ちいい。

今でもラウンジで使えるね。

後ね、あれ「Now and forever]もクラブヒット

Adriana Evans, Emiko, Sugar Soul, Tina, DJ HASEBE, アドリアナ・エバンス
adore

前に日本語ラップ特集をした時にも少しレビューしたんだけど、

あれは確か一年半前だったかな。次の年の冬に「今すぐ欲しい」がコウダクミにカバーされて、

再評価の兆しが高まった。

間違いなく、国産R&Bの金字塔。

「いとしさの中で」も忘れる事のできないクラシック。


また続きでw